期間工

期間工の年収は高い?各メーカーの給料をランキングで比較してみた

「期間工の給料は高いのか知りたい」「年収が最も高いメーカーはどこかな?」など、期間工の給料・年収について気になっている方も多いのではないでしょうか。

短期間でしっかり稼げると評判の「期間工」ですが、実際にはさまざまなメーカーがあって選ぶのが難しいことも。

期間工によって給料や年収は異なるため、どうせ稼ぐならガッツリ稼ぎたいですよね。

この記事は数ある期間工の中で、特に人気が高いメーカーの給料を徹底比較しました。

「1年目」「2年目」「3年目」「トータル」それぞれの年収をランキングで載せているので、どこが高いか丸わかりです。期間工の年収が高い理由やメリット・デメリットなどもお伝えするので、期間工を選ぶ参考にしてみて下さい。

【はじめに】期間工の平均年収はどのくらい?

期間工の年収

まず期間工は実際にどれほど稼げるのでしょうか。

期間工の平均的な給料をまとめると、下記の通りになります。

・時給⇒¥1,000~¥1,500
・日給⇒¥10,000~

例えば1ヶ月20日働いた場合20万円前後となります。これにさまざまな手当がつくと月収30万円ほど支給されることが多く、年収にすると400万円以上に達する計算になるでしょう。

今回調査した人気メーカーの年収では500万円を超える企業も多く、中には初年度548万円というメーカーも。

では一般的な会社員と比較するとどうなのでしょうか。

2022年の国税庁「民間給与実態統計調査」によると、日本人の平均給与は458万円となっています。これは正社員とそれ以外全て含んだ年収となっており、正社員に限定すると523万円となっています。

そのため期間工では一般的な平均年収と同等の金額を稼げる上に、メーカーによってはそれ以上稼ぐことも可能です。

給料・年収はあくまで目安となるので、詳しくはメーカーのHPなどで確認してみて下さい。

期間工の給料が高いのはどこ?人気メーカーの年収を比較

給料が高いメーカー
「期間工の中でどこが稼げる?」など、期間工の年収が気になっている方も多いですよね。期間工は一般的なアルバイトや派遣に比べて圧倒的に高年収であり、短期間で貯蓄したい方にぴったりです。

ここでは特に人気のある期間工のおすすめメーカーを厳選して紹介するので、それぞれの給料・年収について詳しく見ていきましょう。

※給料・年収は勤務地などによって大きく異なります。
※時期によって手当の金額が変わることもあるので、あくまで参考程度に留めておいてください。

メーカー 月収例 基本給与 その他報酬 初年度年収
トヨタ自動車 310,000円~ 【日給】
10,800円+残業
【満了慰労金】
207,400円
【満了報奨金】
183,000円
543万円~
日産自動車 310,000円~ 【時給】
1,200円~
【入社祝い金】
100,000~エン
【満了慰労金】
1,350,000円/最大
【皆勤手当て】
40,000~エン/2か月ごと
448万円~
アイシン 320,000円~ 【時給】
1,500円~
【入社祝い金】
1,000,000円
【生産協力金】
20,000円/月
【契約更新ごと】
100,000円
530万円~
デンソー 320,000円~ 【日給】
10,300円~
【慰労金】
700円/日
【満了報奨金】
1,000円~/日
480万円~
クボタ 340,000円~ 【日給】
14,000円~
【慰労金】
240,000円/半年毎
【祝儀】
140,000円
484万円~
豊田自動織機 320,000円~ 【日給】
10,850円~
【赴任手当】
30,000円
【経験者手当】
20,000円
【食事手当】
20,000円
【満了報奨金】
60,000円
508万円~
日本ガイシ 350,000円~ 【時給】
1,620円~
【満了報奨金】
360,000円~
【満了慰労金】
900,000円~
交代勤務手当
503万円~

トヨタは期間工の平均月収が30万超えで人気のメーカー

トヨタ期間工

基本給 日給:¥10,800~
平均月収:¥310,000~
入社祝い金
満了慰労金 満了慰労金:¥207,400
満了報奨金:¥183,000
※6ヶ月満了の場合
その他手当 赴任手当:¥30,000
特別手当:¥200,000
6ヶ月満了特別手当:¥400,000
経験者手当:¥10,000~
家族手当⇒
1人あたり:¥25,000
赴任旅費・帰任旅費⇒
会社規定額
食費補助⇒¥20,000迄/月
寮費 無料
初年度年収合計 ¥5,430,000~
給料が高い理由
  • 日給1万円以上と好待遇
  • 福利厚生が充実
  • 寮費、光熱費が無料

日本を代表する自動車メーカーである「TOYOTA(トヨタ)」は、業界でもトップクラスの年収を誇ります。日給はもちろんさまざまな手当が充実しており、長期になればなるほど割高になる点が魅力。

寮費や水道・光熱費が完全無料に加えて、食費の補助があるなど生活コストも抑えられるので、節約しながらしっかり稼げるでしょう。

正社員登用へも積極的なので、将来を見据えながらステップアップしたい方におすすめです。

トヨタ期間工の基本情報

勤務地 豊田市はじめ愛知県内10ヵ所の工場
正社員登用制度 年4回採用試験あり
福利厚生 各種社会保険完備、寮完備、食事補助、作業着与 など
家賃、水道、光熱費無料

高額な手当が充実している「日産自動車」

日産自動車期間工

基本給 時給:¥1,200~
時間外・深夜:30%増
休日出勤:40%増
入社祝い金 入社祝い金:¥100,000~
満了慰労金 満了慰労金:¥1,350,000/最大
その他手当 皆勤手当て:¥40,000~/2か月ごと
赴任手当:¥20,000
リピーター手当:¥100,000
寮費 無料
初年度年収合計 ¥4,480,000~
給料が高い理由
  • 高額な手当てが充実
  • 大手メーカーの直接雇用
  • 割増賃金がしっかり支給される

大手自動車メーカーである「NISSAN(日産自動車)」は、さまざまな手当てが充実している企業です。日産は勤務地によって給料が大きく異なっており、特に稼げるのは「日産九州」の期間工です。

時給1,200円〜と高時給なだけでなく、入社祝い金や満了金などの手当てをフルにもらうと3年間で約1,400万円の支給額に。

寮費が無料など余計な生活費を最大限に抑えられるので、短期間でしっかり稼ぎたい方におすすめです。

日産自動車期間工の基本情報

勤務地 追浜工場・横浜工場・相模原部品センター・栃木工場・いわき工場 など
正社員登用制度 あり
福利厚生 各種社会保険完備、寮完備、ユニフォーム貸与、通勤費規定額支給 など
家賃、水道、光熱費無料

アイシンは入社祝い金が100万円で年収トップクラスの期間工

アイシン期間工

基本給 時給:¥1,500
残業・深夜:¥1,950
休日:¥2,175
入社祝い金 入社祝い金:¥1,000,000
満了慰労金
その他手当 生産協力金:¥20,000/月
契約更新ごとに:¥100,000
寮費 無料
初年度年収合計 ¥5,300,000~
給料が高い理由
  • 入社祝い金が100万円と高額
  • 初年度年収がトップクラス
  • 寮費・光熱費が無料

自動車部品メーカーである「アイシン」は、トータル支給額が高いおすすめの企業です。入社祝い金が100万円と業界でもトップクラスを誇っており、初年度年収は530万円〜最高水準になっています。

満了金は支給されないものの各手当の充実により、短期間でしっかり稼げるのは間違いありません。

寮費・光熱費無料や食費補助など生活費も抑えられるため、余計な出費が少なく貯蓄率がアップするでしょう。車体メーカーほど仕事がきつくない上に女性の割合も多いので、体力的に自信がない方にもおすすめです。

アイシン期間工の基本情報

勤務地 安城市・西尾市・岡崎市など
当社工場
正社員登用制度 年2回正社員登用試験あり
福利厚生 各種社会保険完備、寮完備、食事補助、光熱費無料 など
・面接後すぐに入寮可能
・家賃、水道光熱費無料

トータル支給で高い年収なら「デンソー」が人気

デンソー期間工

基本給 日給:¥10,300~
入社祝い金
満了慰労金 慰労金:¥700/日
満了報奨金:¥1,000~/日
その他手当 生産協力金:¥20,000/月
契約更新ごと:¥100,000
寮費 無料
初年度年収合計 ¥4,800,000~
給料が高い理由
  • トータル支給額がトップクラス
  • さまざまな手当てが充実
  • 寮費・光熱費が無料

トヨタグループの大手自動車部品メーカーである「DENSO(デンソー)」は、高待遇が魅力の企業です。

自動車部品や空調機器など幅広い製品を取り扱っており、3年間で1,570万円〜と圧倒的に稼げる点がメリット。慰労金と満了報奨金のみで合計362万円となっており、他にもさまざまな手当てでしっかり稼げるでしょう。

寮費をはじめ生活費全般がかからないので、しっかり貯蓄できる点でもおすすめです。

女性も多数在籍しており、初年度年収 480万円⇒ 2年目 537万円⇒ 3年目 561万円と未経験でもステップアップ可能です。

デンソー期間工の基本情報

勤務地 本社はじめ愛知県内12拠点
正社員登用制度 年2回正社員登用試験あり
福利厚生 各種社会保険完備、寮完備、食事補助、赴任・帰郷旅費 など
家賃、水道光熱費無料

日給14,000円以上の稼げる期間工なら「クボタ」

クボタ期間工

基本給 日給:日給:¥14,000~
入社祝い金
満了慰労金 慰労金:¥240,000~/半年毎
その他手当 祝儀:¥140,000など
寮費 無料
初年度年収合計 ¥4,840,000~
給料が高い理由
  • 日給14,000円~と高待遇
  • 慰労金と祝儀が支給される
  • 寮費・光熱費が無料

建築機械・農業機器などを製造している「クボタ」は、日給14,000円〜と高待遇が魅力の企業です。日給以外にも慰労金と祝儀が半年ごとに支給され、初年度年収は推定484万円〜です。

社員寮は一般物件のきれいなマンションでありながら全額無料となっており、食費など生活費がかからない点もポイント。

未経験からでも月収34万円〜なので、しっかり稼ぎたい方におすすめです。

クボタ期間工の基本情報

勤務地 筑波工場、枚方製造所の2ヶ所
正社員登用制度 計3回登用試験あり(1年後、2年後、2年6か月後)
福利厚生 各種社会保険完備、作業服貸与、食費無料、寮費無料 など
家賃、水道光熱費無料

豊田自動織機は初月の月収37万円以上可能な期間工

豊田自動織機期間工

基本給 日給:¥10,850~
入社祝い金 入社祝:¥600,000
満了慰労金 満了報奨金:¥60,000
その他手当 赴任手当:¥30,000
経験者手当:¥20,000
食事手当:¥20,000
慰労金:¥109,800
長期連休帰省旅費
赴帰任旅費
寮費 無料
初年度年収合計 ¥5,080,000~
給料が高い理由
  • 初年度年収が500万円以上
  • さまざまな手当が充実
  • 寮費無料&食費半額支給

愛知県内に10ヶ所の工場がある「豊田自動車織機」は、1年目からしっかり稼げる高待遇が魅力の企業です。入社祝い金が60万円となっており、初年度年収は508万円〜と業界でもトップクラス。

トヨタグループなのでさまざまな手当てが充実しており、長期的にも安定して稼げる点がメリットです。

寮費が無料・食費は半額支給など、生活費を抑えながらしっかり稼ぎたい方はここを視野に入れておくのがおすすめです。

豊田自動織機期間工の基本情報

勤務地 刈谷工場・大府工場など
愛知県内10ヶ所
正社員登用制度 あり
福利厚生 各種社会保険完備、作業服など貸与、食費半額補助、交通費定額 など
・家賃、水道光熱費無料
・食堂利用半額補助制度あり

トータルの年収で期間工を選ぶなら「日本ガイシ」がおすすめ

基本給 時給:¥1,620~
入社祝い金
満了慰労金 満了報奨金:¥360,000~
満了慰労金:¥900,000~
その他手当 交代勤務手当 資格手当 交通費 など
寮費
初年度年収合計 ¥5,030,000~
給料が高い理由
  • 初年度503万円~と高待遇
  • トータル支給額はトップクラス
  • 満了金が半年ごとに支給される

東証一部企業である「日本ガイシ」は、初年度からしっかり稼げる高待遇が魅力の企業です。初年度503万円〜となっており、数あるメーカーの中でもトップクラスを誇っています。

トータル支給額は1,500万円以上と、大手自動車メーカーにも負けないほどの高待遇。さらに満了金が半年ごとに支給されるため、短期間でしっかり稼ぎたい方はここを視野に入れておくのがおすすめです。

社員寮を持たない点はデメリットですが、それを上回る高待遇なので自宅から通える方などはぜひ検討してみて下さい。

日本ガイシ期間工の基本情報

勤務地 名古屋事業所・知多事業所・小牧事業所・石川工場の4ヶ所
正社員登用制度 あり
福利厚生 各種社会保険完備、作業服など貸与、提携ホテル利用可、食堂半額 など

期間工の年収はなぜ高い?期間工が稼げる理由を解説

期間工の給料は、一般的な会社員の給料と比較しても引けを取らないことが分かりました。

未経験でも働けることが多い期間工ですが、なぜ給料が高いのでしょうか。

期間工の給料・年収が高い7つの理由を、詳しく見ていきましょう。

年収が高い理由①:「日給」が高いから

期間工の年収が高い理由として、「日給」が高いことが挙げられます。

多くの期間工では日給1万円以上となっており、時給だけでなく残業代などが加算されて割増しとなるケースが多くあります。

ちなみに勤務時間外に仕事をする場合は、下記のような手当てが労働基準法で定められています。

時間外手当
  • 残業手当⇒25%増
  • 夜勤手当⇒25%増
  • 休日出勤手当⇒35%増

しかし上記は最低ラインなので、メーカーによってはこれを上回る割増率で計算されるケースも多くあります。

期間工では残業や休日出勤も多いため、時給だけでなく割増賃金の加算によって日給が高くなり稼げると言えます。

年収が高い理由②:「入社祝い金」が支給されるから

期間工の年収が高い理由として、「入社祝い金」が支給されるケースも挙げられます。メーカーによっては基本給とは別に、入社時にお祝い金が受け取れることがあります。

ちなみに大手自動車メーカーや製造業では、総額50万円以上のお祝い金が支給されるケースも少なくありません。

日給がさほど高くないメーカーであっても、入社祝い金があれば年収がアップするのでかなり魅力的な手当てだと言えます。

年収が高い理由③:「満了金」が支給されるから

期間工の年収が高い3つ目の理由は、「満了金」が支給されるケースがあるからです。

「満了金」とは、期間工が契約を終えた際に支給される手当のことです。

満了金は主に下記の2種類があります。

時間外手当
  • 満了慰労金⇒「3ヶ月」「6ヶ月」など定期的にもらえるボーナスのような手当
  • 満了報奨金⇒遅刻・欠勤率が低いほど多くもらえる手当

この満了金の有無によって、期間工の年収が大きく変わると言っても過言ではありません。

どちらの満了金が支給されるかはメーカーによって異なり、企業によっては2種類とも支給されることも。

満了金は入社祝い金とともに、期間工の年収を大きく左右する大事な手当てと言えるでしょう。

年収が高い理由④:「その他手当」が支給されるから

期間工の年収が高い理由は、他にもさまざまな手当てが支給されるからです。

例えば次のような手当てが支給されます。

・経験者手当
・皆勤手当て
・赴任(帰任)手当
・引越し手当

「経験者手当」は、過去に同じような仕事内容を経験した方を対象に支給される手当です。「皆勤手当」は遅刻や欠勤がない場合に支給される手当となっており、メーカーによって支給基準は異なります。

他にも遠くから勤務地へ赴任する際に支給される「赴任手当」や、引っ越しの際に支給される「引越し手当」なども。

詳しくは各メーカーのHPに記載されているので、応募前によく確認しておきましょう。

年収が高い理由⑤:「寮費」が無料or安いから

期間工の年収が高い理由は、「寮費」が無料or安価に設定されているからです。多くのメーカーでは社員寮が完備されており、エアコン・冷蔵庫・寝具などが備えてあるケースも。

家賃や水道光熱費は会社が負担してくれる場合も多く、その分生活費を節約できるので貯蓄しやすくなります。

他にも食費を無料で提供するメーカーもあるので、余計な出費を抑えられる点がメリットです。寮費についてはメーカーごとに大きく異なるため、詳しくはHPで確認してみて下さい。

年収が高い理由⑥:「人手不足」のため

期間工の年収が高い理由の1つとして、「人手不足」が挙げられます。

日本の経済を支える製造業は少子高齢化などによって人手不足となり、人材の確保が難しくなっています。

製造業は需要が高いにもかかわらずAIなどによる代替が難しいため、労働人口の確保が不可欠。

そのためメーカーでは少しでも人材不足を解消するため、高い給料で期間工の募集をかけているという訳です。

年収が高い理由⑦:「直接雇用」のため

期間工の年収が高いのは、大手メーカーの「直接雇用」であることも挙げられます。期間工を募集しているのは自動車などの大手メーカーであり、業績が安定している企業ばかりです。

その上期間工はメーカーの直接雇用のため、派遣とは異なり派遣会社などへのマージンを払う必要がありません。

そのため直接雇用である期間工では給料が高くなる傾向があり、手当などの待遇が充実していると言えます。

最も給料が高いメーカーを発表!年収ランキング比較表


今回紹介したメーカーの年収をもとに、年収の高い順にランキング形式で紹介します。

1年目〜トータル支給額まで比較するので、どこのメーカーが高いか見ていきましょう。

期間工1年目の年収ランキング

順位 メーカー名 年収
1位 トヨタ 543万円~
2位 アイシン 530万円~
3位 豊田自動織機 508万円~
4位 日本ガイシ 503万円~
5位 クボタ 484万円~
6位 デンソー 480万円~
7位 日産自動車 448万円~

1年目の年収は、「TOYOTA(トヨタ)」が圧倒的に年収が高いことが分かりました。

そして「アイシン」「豊田自動車織機」「日本ガイシ」も500万円超えなので、かなり高待遇です。

基本給はもちろんですが、1年目は特に「入社祝い金」の有無が大きく影響していると言えます。

期間工2年目の年収ランキング

順位 メーカー名 年収
1位 デンソー 537万円~
2位 日本ガイシ 527万円~
3位 トヨタ 507万円~
4位 日産自動車 485万円~
5位 クボタ 484万円~
6位 豊田自動織機 466万円~
7位 アイシン 430万円~

2年目の年収トップは「DENSO(デンソー)」、次いで「日本ガイシ」です。

どちらも2種類の満了金が支給されるので、トータル年収に大きく影響していることが分かります。

2年目に関しても年収500万円を越えている企業が多く、やはり期間工は高待遇であることが分かりました。

期間工3年目の年収ランキング

順位 メーカー名 年収
1位 トヨタ 595万円~
2位 日本ガイシ 569万円~
3位 デンソー 561万円~
4位 アイシン 530万円~
5位 クボタ 480万円~
6位 豊田自動織機 466万円~
7位 日産自動車 456万円~

期間工3年目の年収では、再び「TOYOTA(トヨタ)」がトップになりました。

TOYOTA(トヨタ)は年収595万円〜と圧倒的に高年収であり、次いで「日本ガイシ」「DENSO(デンソー)」です。

期間工は長く働けば働くほど給料・年収は上がる仕組みであり、3年目は特に差が出る結果となりました。

期間工トータルの年収支給ランキング

順位 メーカー名 年収
1位 トヨタ 1,645万円~
2位 日本ガイシ 1,599万円~
3位 デンソー 1,570万円~
4位 クボタ 1,448万円~
5位 豊田自動織機 1,440万円~
6位 アイシン 1,393万円~
7位 日産自動車 1,391万円~

最後に期間工のトータル年収のランキングを比較していきましょう。

1位は「TOYOTA(トヨタ)」となっており、年収1,645万円〜と圧倒的に高額であることが分かります。

トータル支給額は基本給とさまざまな手当を全て加算した待遇であり、大手メーカーであるトヨタはかなり手厚いですね。

続いて「日本ガイシ」「DENSO(デンソー)」が1,500万円台となっており、それ以外と大きく差がつく結果となりました。

仕事内容はきついのか?期間工のメリット・デメリットを紹介

期間工の給料・年収について解説してきましたが、ここからはメリット・デメリットを見ていきましょう。

期間工の主なメリット・デメリットは次の通りです。

期間工のメリット
  • お金が貯まりやすい
  • 福利厚生が充実している
  • 未経験でも働ける
  • 好きな場所で働ける
  • 正社員登用のチャンスがある
期間工のデメリット
  • 体力仕事が多い
  • シフト勤務なので不規則
  • キャリアを積みにくい

期間工の大きなメリットは、やはりお金が貯まりやすいことです。短期間でもしっかり稼げますし、入社すぐに一般的な会社員と同じような給料をもらえることも多いでしょう。

大手メーカーや優良企業が多いため、給料だけでなくさまざまな福利厚生が充実している点もポイント。格安で社員寮に住めることや、赴任手当、経験者手当など、支出を抑えながら貯金に回せるのは大きな魅力ですね。

期間工は全国どこでも好きな場所で働けますし、場合によっては正社員登用のチャンスも。未経験でも大手メーカーの正社員を目指すことが可能なので、将来的にキャリアアップしたい方にもおすすめです。

一方で期間工は立ち仕事や単純作業が多く、中には肉体労働など体力的にきつい仕事もあります。日勤⇒夜勤というシフト制になっており、勤務形態が不規則なので生活リズムをつかみにくい点も考慮しておきましょう。

また同じ職場で働けるのは最長で2年11ヶ月となっており、この期間を過ぎると新たな仕事を探さなければなりません。

しかしデメリットはあるもののそれを上回る年収が魅力であり、しっかりお金を貯めたい方にはぴったりの仕事だと言えます。メリット・デメリットをよく比較しながら、自分に合った期間工のメーカーを探してみることをお勧めします。

給料が稼げる期間工の選び方!年収だけではない比較ポイント


期間工の給料・年収を比較してきましたが、期間工を選ぶ際はいくつかのポイントがあります。

収入も含めた上で、期間工を比較する際に意識すべき5つのポイントを見ていきましょう。

まずは期間工の「給料」面をしっかりチェック

期間工を比較する際は、まず「給料」「年収」を比較して選ぶようにしましょう。期間工で働くメリットはとにかく稼げることなので、収入面をしっかりチェックすることが大切です。

月々の給料だけでなく、入社祝い金や満了金などの手当金を確認しましょう。

また企業によっては残業や休日出勤もあるため、トータルでどのくらい稼げるかを把握することが大切です。3年間しっかり働くのであれば、トータル支給額が高い「TOYOTA(トヨタ)」「日本ガイシ」がおすすめです。

上で紹介したような1年ごとの年収ランキングを参考にしながら、じっくり比較してみるとよいでしょう。

期間工の仕事内容が合っているか確認すること

期間工を比較するにあたって、給料面だけでなく仕事内容について確認することも大切です。

いくら年収がよくても自分に合っていない内容の場合、ストレスになって続けるのが難しくなるケースも。

特に未経験の場合はHPなどで仕事内容をしっかり把握し、無理なく続けられる仕事を見つけるようにしましょう。

肉体労働だけでなく部品の組立など軽作業のメーカーもあるので、得意不得意を考慮しながら選ぶことがポイントです。

「寮」で快適に過ごせるかは大事なポイント

期間工を見つける際は年収や仕事内容に加え、寮の快適さをチェックすることも大切です。

生活環境の基盤となる寮は、仕事をする上で大事なポイントとなります。

寮の快適さをチェックするポイント
  • 「個室」か「シェアルーム」か
  • 必要な家具家電は付いているか
  • 無料Wi-Fiの有無
  • 築年数や綺麗さ
  • 食事のおいしさ

これらをもとに、住みやすいかどうかをチェックしましょう。特にプライバシーを重視したい方は「個室」がおすすめで、部屋にトイレ・風呂が付いているかも大切なポイント。

食事が美味しいかなどは、メーカーの口コミ評判などを参考にするとよいでしょう。

期間工は最低でも3ヶ月〜となっており、長い場合は2年11ヶ月滞在することになります。最高のパフォーマンスで働くためにも、快適に過ごせるかどうかを事前にしっかり見ておきましょう。

期間工からの「正社員登用制度」はあるのか

期間工の仕事を選ぶ際は、「正社員登用制度」があるかも確認しておきましょう。

期間工のメリットの1つとして、契約社員からそのまま大手メーカーの正社員になるチャンスが挙げられます。

将来的に正社員を目指している方は、正社員登用に熱心な企業を選ぶようにしましょう。

ちなみに正社員登用の条件には、次のようなものがあります。

正社員登用の条件
  • ○ヶ月以上勤務する
  • 推薦を受ける
  • 試験に合格する

正社員登用制度では1から就職先を探さなくてよいなど、ステップアップしやすい点もおすすめですよ。

女性の期間工は働きやすさを重視すること

女性が期間工を選ぶ際は、働きやすいかどうかを確認することが大切です。男性が多い期間工ですが、最近では女性比率の多いメーカーも増えています。

メーカーによっては重たい物を持ち上げる作業ではなく、部品組立や梱包や軽作業が中心になることも。

他にも女性専用の寮やロッカーを完備しているかなど、女性は働きやすさを重視して選ぶとよいでしょう。

期間工の年収は高いのか?まとめ

今回は期間工の給料・年収について比較しました。期間工では基本給が高く設定されているだけでなく、「入社祝い金」「満了金」などの手当てが充実しています。

未経験であっても平均年収に負けないほど稼げるケースも多く、企業によってはそれ以上になることも多いでしょう。

給料以外の比較ポイントもいくつかありますが、まずはどれだけ待遇がよいかで選ぶのがおすすめです。

今回紹介したような人気メーカーは給料面ではもちろん、福利厚生など待遇面でも充実しています。

メーカーによっては未経験でも稼げる上に、生活コストを抑えられるので効率よく貯蓄できるでしょう。これを機に自分に合った期間工を見つけて、短期間でしっかり稼ぎましょう。